鼻水って何?

このページでは鼻水とは何か解説します。鼻水の仕組みや透明や黄色、緑など鼻水の色による症状の違い、鼻水の対処方法をご覧いただけます。

 

鼻水の色から何がわかるの?

鼻水は、鼻の内側を洗浄するために鼻の粘膜から分泌されます。 呼吸の際、空気といっしょに細菌やウィルスが進入し鼻の粘膜に付着します。これらが体内に進入するのを防ぐために、透明な粘液を分泌して洗い流し、細菌やウィルスを外に排出しようとするのです。 この透明な粘液が鼻水です。

鼻水は、体の免疫細胞の働きにより細菌やウィルスが撃退されると、白や黄色に変化し粘度も高くなります。 (細菌やウィルスが再び増殖すると、緑っぽい色になります。) 初期の風邪の症状では、透明な鼻水が出て、風邪が治るに従って粘度が高く黄色っぽい鼻水に変化するのはこのためです。

 

鼻水の色の変化

鼻水も症状によって色や状態が変化します。

透明のサラサラの鼻水 透明のサラサラの鼻水
体内に侵入しようとする細菌やウィルスを洗い流そうとするために、滝のように出ることもある。

透明でドロっとした鼻水
体内に侵入しようとする細菌やウィルスに対して、体内の抗体が反応ししている状態。

黄色でネバネバの鼻水
体内の抗体が細菌やウィルスに対して反応し、死滅したものが混入している状態。風邪などの治りかけの時に出やすい。

 

鼻と耳のしくみと特長

実は鼻と耳は密接な関係なんです。鼻と耳は、耳管と呼ばれる管状の器官でつながっています。 この耳管は、鼓室(中耳の空洞)内の空気圧を大気圧と同じにする調整機能や、 鼓室内で発生する分泌物を咽頭に排出する機能があります。

 

鼻と耳のしくみと特長

乳幼児の耳管は成人に比べて太くて短く、地面に対して水平となっているのに対して、 大人の耳管は、細く、長く、傾斜がついています。 子供に中耳炎が多いのは、鼻水を自分でかめないことに加えて、このような耳管の特徴が特長で、鼻水が耳へ侵入しやすいため中耳炎を引き起こしています。

こどもとおとなの耳管の違い

 

赤ちゃんの鼻水は放置しても大丈夫?

鼻水が溜まった状態や、鼻がつまってしまうと不快で苦しい場合が多く、自分で鼻のかめない赤ちゃんや子どもにとっては以下のような影響があります。また、鼻水には沢山の雑菌やウィルスが含まれているので、そのままにすると感染症にかかる危険があります。

・ウィルスの含まれた鼻水が耳に侵入し、中耳で炎症を起こしてしまう(中耳炎の発症)
・ウィルスの含まれた鼻水が喉に流れて気管支炎を起こしてしまう(咳や痰の原因になる)
・鼻閉塞による不眠により、抵抗力が低下する
・ミルクを十分に摂取できず、栄養と水分摂取が十分にできない
・呼吸が妨げられることにより、酸素不足になる

だから、鼻水は色に関わらず吸引することが大切なのです。

鼻水はなぜ出るの? 鼻水吸引のメリット

 

おすすめの鼻吸い器は?

鼻をかむことができる大人は自分で対処ができますが、赤ちゃんや子供の鼻水は必要に応じて適度に吸引することが必要です。 鼻水を吸引することで一次的な要因であるウィルス対策だけでなく、二次的な問題である中耳炎にならないように予防することができます。
口で吸うもの、電池式のもの、耳鼻科並みの吸引力がある据え置き型の電動鼻水吸引器など、さまざまな種類の鼻吸い器があります。口コミでおすすめされている鼻吸い器メルシーポットをはじめとする耳鼻科並みにしっかり吸引できる据え置き型のものです。