鼻水吸引のコツ

鼻吸い器でうまく吸えない時のコツをご紹介します。鼻吸い器の使い方や姿勢、吸引のタイミングなどのコツをつかむことで、多くの場合しっかり吸引することができます。
また、おすすめの鼻吸い器として人気の「メルシーポット」で吸えない時の対策も解説します。

 

上手に鼻水を吸うコツ

  • 1. ノズルで鼻の穴をぴったりふさぐことがポイントです。空気が入ると吸引力が下がり上手に吸引することができません。
  • 2. ノズルを入れたまま角度や向きを変えてみましょう。鼻水のあるポイントを探すのがコツです。
  • 3. 一番吸いたいのは鼻腔の奥にある鼻水です。これをしっかり吸引するとすっきりして呼吸も楽になります。

吸引のコツ
吸引のコツ2

 

電動鼻水吸引器を使うときの子供の姿勢

吸引しやすい姿勢をとることで、鼻水をしっかり吸引できるようになります。

幼児の場合

鼻吸い器を使う幼児の姿勢

子供と向かい合って座り、片手で子供の後頭部を支え固定し吸引します。

鼻吸い器を使う幼児の姿勢2

寝かせて子供の頭をひざの頭にはさみ固定し吸引します。

 

 

乳児の場合

鼻吸い器を使う赤ちゃんの姿勢

ほ乳瓶でミルクを飲む時のように、赤ちゃんの頭を固定しながら抱きかかえ吸引します。

鼻吸い器を使う赤ちゃんの姿勢2

寝かせて赤ちゃんの頭をひざの間にはさみ固定し吸引します。

 

 

鼻水を吸引するタイミング

鼻水を吸引するのに効果的なタイミングがあります。

  • 1. お風呂上り
  • 2. 温かい食べ物を食べた直後
  • 3. スチームで鼻を温める

大人でもお風呂に入ってる時は鼻づまりがよくなったり、ラーメンなどの温かいものを食べたりすると鼻水が出てきますよね。
それが鼻水を吸引する絶好のチャンスです!このタイミングで鼻水を吸引すれば、点鼻薬がなくても鼻水をよく吸引できます。

鼻水吸引のタイミング

 

メルシーポットが吸えない時の対処方法

口コミでも人気の電動鼻水吸引器「メルシーポット」が、前は吸っていたのに鼻水を吸わなくなったということがたまにあるようです。
メルシーポットに同梱されている「鼻水吸引のコツ」をもとに、うまく吸えないときのポイントをご紹介します。

電源が入らない場合

コンセントにつなげて電源を入れると、本来であれば「ブーーーーン」という音がします。この音がしない場合は、電源部分に問題があるため、吸引できません。
可能性としてはACアダプター(コンセントにつなげる部品)の断線があります。ACアダプターのパイロットランプ(正常に動けば緑色に光るところ)が消えていたら、ACアダプターを取り替えましょう。

吸引力をチェックする

電源が問題なく入る場合、まずは吸引力が正常かどうか確認します。本体からボトルを外し、本体の吸引口の穴を親指の腹で隙間ができないようにしっかりと塞ぎます。
指を当てたら、スイッチを入れ、そのままツマミを3に回します。吸引力があれば、結構指が吸われる感覚があります。10秒程度経ったら親指を離し、指の腹が盛り上がって跡ができるか確認してください。

  • 親指に跡ができたら…吸引力は正常です。ノズルの角度や吸引のタイミングを変えてみましょう。
  • 親指に跡ができなかったら…吸引力に問題があります。次の項目を確認してみてください。

正常な吸引力が確認できない場合

パッキンがずれていたり、部品のあいだに隙間ができている可能性があります。

以下を確認しましょう。

まずは、吸引チューブ接続口、ボトルカバー、吸引ボトルのパッキンがあるかを確認しましょう。赤いゴムパッキンのリングは各部品に2つずつ付いています。
次に、パッキンに亀裂や傷が無いか確認します。亀裂がある場合は新しい物に替えましょう。
メルシーポットは、本来パワフルな吸引力がありますが、パッキンがずれたり古くなって、ボトルに真空状態がつくれなくなると、あまり吸えなくなります。各パーツが破損した場合は、楽天やアマゾンで購入しましょう。

傷などが見られない場合は、はめ込みの甘さやパッキンのずれが考えられます。組み立てる前に、各パーツのパッキンがねじれたり、ずれていないか確認しましょう。

特にボトルのフタをしめる時に、パッキンが少しずれてしまうことがあります。ボトルを置いて、真上から体重をかけてカバーをはめると、あまり力をかけなくても上手くパッキンがずれずにはまります。
それでもパッキンがずれる場合はパッキンを買い替えることをおすすめします。

また、パッキンに水を塗ると吸引力が安定することもあるようです。

組み立てもバッチリ!吸引のコツも確認!それでも吸えない時

上記を全てやっても、吸引力が上がらない場合は、フロートを確認してみましょう。

フロートとは、ボトルカバーの裏にある白いカプセルみたいな部分です。本来は下にあるものなので、フロートが上にあがっていると、空気の通り道をふさいで吸引できなくなるようです。
洗った後、水分が残っている時に起こりやすいそうなので、濡れていないかを確認して、よく乾燥させてから組み立ててみましょう。

これらを確認すれば、メルシーポットが吸えないという悩みはほぼ解決できるかと思います!
もし、全て実践しても吸引力が上がらない場合は、ベビースマイルのコールセンターへの電話をおすすめします。

点鼻薬作り方

鼻水が奥の方で固まってうまく吸引できない!」という方も多いのではないしょうか。そんな時に役立つ家庭で簡単に作れる点鼻薬の作り方をご紹介します。

用意するもの

重曹 2.5g
食塩 5g
水 500ml
ペットボトル(500ml)
点鼻薬の材料

点鼻薬のつくり方

  • 1. 出来上がった点鼻薬をスプレー容器(または点鼻容器)に移す。
  • 2. 1~2プッシュ(または2~3滴)鼻に入れる。
  • 3. しばらく時間を置き、点鼻薬が浸透したら鼻水吸引をする。
  • 4. すっきり取れない場合は、2~3を繰り返し行う。

 

スプレー容器に残ったものは必ず捨てましょう。また、点鼻薬は冷蔵庫で1ヶ月程度保存が可能です。

鼻水が奥のほうに長期間たまってしまっていると細菌感染を起こし、中耳炎副鼻腔炎の原因となる場合があります。鼻吸い器でこまめに吸引することで、中耳炎や副鼻腔炎を予防・治療しましょう。