Q.“鼻茸(はなたけ)”ってなに?

鼻にできるポリープの一種です。

鼻茸鼻茸とは

「鼻茸(はなたけ)」は鼻腔もしくは副鼻腔の粘膜にできるポリープのことを言います。基本的には良性のものが多く、ガンの危険性はありません。痛みがあるものも少ないですが、増殖し、多い場合は10~20個という数になり、成長して大きくなります。
釣り鐘のような形をしていて、痛みを伴わないものや、赤みを伴うもの、繊維状のものもあります。また、鼻腔内を埋め尽くしたり、後鼻腔の方へ成長するものもあります。
このように鼻腔をふさぐように鼻茸ができると、鼻づまりの症状が悪化していき、蓄膿症になる原因となります。
子どもにできることはあまり多くはなく、鼻ポリープとも呼ばれています。

鼻茸の原因と症状

発症する原因は明確にはわかっていません。様々な因子が関与していると考えられています。しかし、気管支喘息・アレルギー性鼻炎・副鼻腔炎の症例での発症が多いため、感染症やアレルギーによる発症が多いと考えられています。

鼻茸ができると最も多く現れる症状は「鼻づまり」です。両側にひどい鼻づまりを感じる場合は原因が鼻茸にある場合があります。
他にも、嗅覚障害、鼻水、後鼻漏、頭痛といった症状が現れます。
また、喘息やアレルギー性鼻炎が合併している場合は、上の症状の他にそれぞれの症状も現れます。

鼻茸の治療方法

喘息などの合併症がなく、粘り気のある鼻水を伴っている場合は、マクロライド療法と呼ばれる、抗生物質の投与を行います。
また、アレルギーが原因である可能性が強い場合は、抗アレルギー薬を飲み、ステロイド薬の点鼻が行われます。

これらの治療で効果がない場合は、手術を行います。子どもに鼻茸ができた場合は、全身麻酔を行い、入院が必要になります。切除を行い、止血の為にガーゼなどを詰めて、3~4日後にそれを抜き取って、傷がよくなるまで治療を行います。

 
 

Q&A一覧に戻る

 

おすすめの電動鼻水吸引器比較